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2022年9月、出版社 木星社より発行された「ニューダイエット: 食いしん坊の大冒険」。
人間とその食べ物/食べ方の歴史と未来を、多くの参考資料から紐解きました。
人間は、とても弱い動物だけど、地球上にくまなく定着し、文明を築き上げた「唯一無二」の動物です。空港や駅で隣に立っているのは人間だけであり、車を作り運転し、飛行機でヨーロッパまで飛んでしまう。スマホで大谷翔平選手のホームランを生中継で観ることが出来るのも人間だけ。
これは、とてつもないことだと思うのです。その背景には食べ方の革命がありました。
人間はなぜ(why)人間になったのか、人間はどうやって(how)人間になったのか。
その後、食べものはどのように進化し、変化したのでしょうか?「いま」の食べ方にも問い直すことはないだろうか?
それでも、きっと人間は問題を解決し続ける。
是非、読んでみて頂きたいです。
※ご希望いただければ著者サイン本をお送りいたします。その場合、お送りするのに普通より2,3日の日数がかかることをご了承ください。
(ご注文時「備考欄」にサイン本希望とご記載下さい)
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木星社刊
ISBN: 4910567046
四六判、コデックス装
イラスト ジェリー鵜飼
目次
イントロダクション
第1章:人類の定義
数多くの動物のなかでも、実は人間はそこまで強い動物ではない
人類とはどんな生物なのか?
どうして私たちは人間(人類)になったのか
COLUMN アンビバレント
第2章:栄養満点!
恵まれ、危険に満ちたアフリカ
世界への旅!
世界の食文化~セックス、政治、社会活動
COLUMN ダイエット
第3章:過ぎたご馳走
栄養転換ステージというコンセプト
犬は嫌。鯨はダメ。というタブー
食はエンターテインメント。間違いない
COLUMN フード・ファディズム
第4章:美味しく楽しい問題解決
浮世絵に見える風景とは
人間の可能性にBETする
「旧」先進国の責任について
あとがきにかえて ― ワッツ・ゴーイング・オン
参考文献
本書内イントロダクションより
『ULTRA LUNCH』はベジタリアン生活を提案しているものではないし肉食を否定しない。シンプルに「植物だけで楽しくて華やかで美味しい一食が出来ちゃうんだな」という体験を追求しているのだ。
そんな『ULTRA LUNCH』が、いま改めて「食べること」を語ろうと思う。
肉に関することや、人間について、それから、もう少し詳しくULTRA LUNCH』が考えていることをひとつにまとめた。
9年に渡り『ULTRA LUNCH』を運営してきて、初のマニフェスト公開となる。
こんな流れだ。
第1章で、「食べること」を250万年の歴史から紐解いていきたい。
第2章では、食事行為を文化として世界を旅しながら一望する。
第3章では、このイントロダクションでも触れた問題提起を多面的に詳しく解説してみたいと考えている。
最後に、「食べること」について『ULTRA LUNCH』なりの提言を行ってみたい。
はじめにお断りしておくが、このドキュメントでは、動物愛護の観点からのエピソードや、スペック(栄養性能)面における菜食のメリットはほぼ語られない。
感情を煽るパワーワードが列記されることもない。
だが、食べることが好きな人であれば、なにかしら記憶しておくに値する情報を得ていただけると信じている。
本書が、愛すべき食いしん坊仲間に宛てた手紙となれば良いと思う。ごく個人的な意見だけど、食いしん坊は私たちの誇るべき大きな特徴だと思っているので。
最後に、本書のタイトルは「ニュー・ダイエット」だが、痩せる方法を説くわけではない。
ダイエット(DIET)という英単語は「日常の飲食物全般とその摂りかた」が本来の意味だ。本書はこの本来の意味である「日常の食べ物」について、それを取り巻く様々な事象に対して冷静に新しい視点で切り込んでいきたいと思っている。
ちょっと長い物語になるかも知れないが、JUST DO IT、行ってみましょう。